木の持つ温もりをそのままに、木目も美しい不燃木材

木造住宅と火災

地震が恐いのは揺れで建物が倒壊するだけでなく火災を引き起こすことです。

大地震がいつ起きるかと心配されていますが、首都直下型地震が発生した場合には 建物の倒壊よりも火災による被害の方が大きいのではないかと心配されています。 建物が壊れるだけなら丈夫に造ればある程度防げますし、揺れがなくなれば それ以上に被害は広がることもありません。 それよりも建築物が破壊される時に出火して周りが火の海になることのほうが 大問題で、地震後の大混乱の中で火災現場に消防車が到着すこともままならず、 消火作業が捗らないために木造住宅が次々と延焼することを想像すると寒気がします。 建物の倒壊から運良く逃れられたとしても、火事によって焼死したりその煙による 一酸化中毒で命を落とす危険もあります。 学校の避難訓練では地震が起きたら机の下に身を潜ませ、揺れがおさまったら 教室から速やかに校庭へ脱出します。 この訓練がスムーズにいくのは火災が発生していないからで、実際に大地震が 起きた場合は校舎の一部が崩れ落ち理科室や調理室の設備には火事の原因となる物 があるため火の手があがることも考えられます。 あちこち壁が崩れても引き返して避難ルートを変更すれば逃げ切ることができますが、 もしも行く手を遮るのが炎の壁だとしたら時間とともに安全なルートを侵食して 火災現場へと変えていきますし、そこらじゅうが煙だらけで逃げ切る前に命を落とす ことになるかもしれません。 たしかに地震は恐ろしい天災ですがそれが引き起こす火災も恐ろしいのです。 住宅が密集している地域は地震が原因の出火で町中が火災になりパニックになる 可能性が高く、人的被害の半数以上が火災によるものと想定されます。 倒壊した建物に取り残され閉じ込められたとしても、怪我をして動けなくなったり 瓦礫に挟まれて身動きできなくなったとしても、救助されるのを待っていれば助かる 可能性は充分にあります。 ですが同時に火災発生となるとその場で動けない人は焼死してしまいますし、 火災現場のど真ん中でなくても煙による一酸化中毒で命を落とすこともあります。 不注意により発生する火事だけでなく天災から引き起こされる火事でもこのような 危険性をはらんでいる木造建築物ですが、燃えやすいという問題を解決してくれる 建材として開発された耐火性能に優れる次世代的材質に不燃木材というのがあります。 これは木材であるのに燃えない、燃えにくいという特性を備えた、これからの時代に ぴったりの建築資材として業界でも注目を集めている木材です。 木造住宅は火災時には危険だけど、コンクリートの家はなんか無機質で落ち着かない、 マンションならともかく一戸建てなら木に囲まれた木造住宅の方が心が安らぐし、 木目が好きだから木で造られた家に住みたい、と考える人はまだまだいます。 そしてそう考える人はこの先減るのかもしれませんが必ず一定数は存在し続け、 木造住宅の需要がなくなることはないでしょう。 そんな人にとって不燃木材は救いの神となるもので、木材の一番のデメリットである 「火災発生時にとても弱い」という欠点を解決したのです。 「木の家に住みたいけど火事が心配」「木の柱に子供の身長を記録していくのを 楽しみにしていたけどこの街は不審火や放火も多くて木の柱のある家は諦めた」 という人達に、火事の心配のいらない木造住宅を提供することを可能とするのが 不燃木材なのです。 不燃木材の中にはには準不燃木材というのもありますが、どちらもただの木材に 比べて火災に強く、まんがいちの事態に備えてあなたの命を守ることになるでしょう。 これから建築される木造住宅に採用される機会が多くなりそうなこの建材は、 緑や木に囲まれた生活に憧れているのであれば要チェックです。